組合概要

第13期中央執行委員長あいさつ ~定期中央大会~

第13期「声を聴き、話し合い、ともに未来へ!」

日頃は、組合活動に対してご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。この度、第13期定期中央大会が組合員の皆さまのご理解とご協力のもと開催できますことを心より御礼申し上げます。

前期(第12期)については、労働組合として、新たな取り組みにチャレンジした一年でした。自主商品の取り組みに関する現場の懸念や問題点の会社への提言(9月、11月、1月)に加え、15年度末売上の底上げに向けた共通ご利用券の実施(1月~2月)、組合員の生活支援を目的としたお米販売(7月)を行いました。また、店舗を越えて組合員同士が議論する機会づくりとして、係長・販売マネジャー情報交換会を開催(計7回)、社員Ⅱ・パートナー社員とのランチミーティングを全支部で実施(6月)し、お客さまと接する中での問題について話し合う機会を設けてきました。さらには、組合活動の理解促進に向けて新任役員研修(1月)、社員Ⅰ入社5年目研修(6月)のほか社員Ⅱ組合役員研修(7月)、新入組合員向けの活動パンフレットを作成(4月)するなど様々な新たな活動により、ともに活動する仲間作りや今後の組合活動の幅を広げることができたと思っています。

第13期
中央執行委員長

川﨑 裕司

一方、企業の経営成績は厳しい状況が続き、春日部店の営業終了(2016年2月末)、小田原店の売場改編(3月)に続き、旭川店、柏店の営業終了(9月末)、さらに2017年2月末をもって八尾店・筑波店の営業終了を会社として決断し、小型百貨店事業も大幅な見直しを実施することとなりました。社員Ⅰの厳しい夏季賞与や今後の人生設計を各自が考える中での選択肢のひとつとしての希望退職の実施にも踏み込まざるを得ない状況であり、上場企業の一員として赤字事業は許されないこと、単店の収益性や将来性もさることながら企業として約束した営業利益を残すことが働く場の確保(店舗の存続)や労働条件維持向上につながることを思い知らされました。同時に、このような状況を鑑みれば労働組合の活動も、私たちの将来に向けて会社の利益拡大に向けた行動を、これまで以上に起こさなければならないと痛感させられた一年でした。

退職をせざるを得ない多くの組合員の皆さまにはこれまでの活動に対し、心より御礼を申し上げるとともに今後のご活躍を心よりご祈念申し上げます。第13期は、企業の存続も危ぶまれる中、多くの組合員の働く場と生活を守るために、会社を生き残らせ成長させていくことを第一義としながらも働く人の立場に立った活動を進めてまいります。

一番大切なことは何かを全員で考え行動していきましょう!

今、多くの組合員は心を痛めています。相次ぐ営業終了や厳しい賞与、希望退職実施の話を聞き、いつまでこのようなことが続くのか、会社は存続できるのか、私の店や職場は維持できるのか、自分の人生設計を考える中で不安感に覆われています。会社としては、現在、企業の生き残りと成長に向けた計画づくりをホールディングスとも緊密に連携して進めています。私たちは会社の計画を注視し理解を深めると共に、成功に向けて私たちが一番にやるべきことを考え明らかにしていく必要があります。

計画がどのような内容であろうとも実行されなければ結果はでません。私たち流通・サービス産業は労働集約型産業とも言われております。多くの産業の中でも人が携わる業務の割合が高い産業であることを意味しており、働く人の日々の行動が会社業績に与える影響がとても大きい産業と言えます。よって、ひとり一人が自分の力を最大限発揮し続けることが会社の成長には不可欠であり、そのためにも会社の財産である働く人がやりがいを持ち、仕事は大変だけど前向きに取り組める職場環境としていくことやひとり一人を支え組織風土作りが非常に大切だと感じています。日本は人口減少社会に入り、将来的には総人口の減少以上のペースで生産年齢人口(15~64歳の働く人)は減少するとも言われています。企業として働く人に選ばれなくなれば、会社の未来はありません。だからこそ、働く人がやりがいをもてる職場環境と組織風土作りは急務だと考えます。

かの有名なアインシュタインは『今までと同じ考えや行動を繰り返して、異なる結果を期待するのは狂気である』という言葉を残しています。これは、今の考え方や行動、習慣を変えないかぎり結果を変えることや問題を解決することはできないということを言っています。これまでとは違う結果を求めているのに、ついつい同じ行動を繰り返し続けているといったことはないでしょうか。分かることと出来ることは違うように、行動を変えていくことはとても困難なことですが、これまでとは違う良い結果とするには、行動や考え方を変えていかなければならず、まさにそのことこそが当社が進めている「仕事の仕方改革」なのだと考えています。

「仕事の仕方改革」は、私たちの日々の仕事の習慣や過去からのやり方を支援部門の方々も含めた全員が見つめ直し、真にお客さまの立場に立った仕事を行うことでお客さま満足を創出し続ける企業となることをめざしたものです。百貨店業を営む当社の成長と私たちの労働条件の向上に向けて不可欠であり、労働組合としては組合員の皆さまと共にこの取り組みを成功させていきたいと考えています。労働組合では、現在「ご来店いただいたお客さまのご不満やご不便をおかけしている事実」を集め、労使で答えを出す活動を進めています。今期はさらに大きな運動としていくために活動を強化していきたいと思っています。是非、組合員全員が日々お客さまと接する中で感じる小さな疑問や言っても変わらないと諦めてしまっていることを言葉に出していきましょう。見て見ぬふりをせざるを得ないような時もあるかもしれませんし、簡単なことではないかもしれませんが、言葉にすることはこれまでと明らかに異なる行動であり、全員で勇気をもって取り組むことでこれまでとは違う結果に結びつくチャンスがあると確信しています。

「少しの汗をみんなでかく」活動を進めていこう!

第13期は、会社の存続と今後の成長に向けた正念場の一年となると思われます。また、労働組合としても新たな活動にチャレンジし、将来の組合活動に向けた基盤づくりを進めていきます。厳しいことや辛い判断を求められる局面もあるかもしれませんが、企業の成長と働く人の立場の視点で組合員の皆さまとの話し合いを通じて、どんなことも乗り越えていきたいと思っています。

私たち労働組合の強みは、ひとり一人が夢や希望を語りあえたり、そこに向かって共に歩んでいける集団であることです。組合役員に偏ることなく、多くの組合員の皆さまの参画による「少しの汗をみんなでかく」活動を通じ、「ともに考え行動していく仲間づくり」を進めていくことで大きなパワーを発揮し、目の前の壁を打ち破っていきましょう!何か新たな行動が起きなければ、現状も将来も変わることはありません。誰かの一歩を待つことなく、私たちは一人ひとりが自分なりの一歩を進め、仲間と力を合わせることで、私たちの未来に向けた活動を全員で進めていきましょう!

第13期の活動にあたり

第13期活動スローガン

『声を聴き、話し合い、ともに未来へ!』

現在、当社を取り巻く環境は激しく変化しています。当社の営業利益は2015年度の大幅減益に続き、16年度に入っても、大幅な減益が継続しており、グループ内では不振事業と位置づけられ、事業構造の見直しを求められている状況です。会社としては、急速な業績回復に向け、現在進めている仕事の仕方改革に加え、新たな成長戦略とともに、大規模な合理化策にも取り組み始めました。

労働組合としても、業績が回復しなければ企業の存続すら危ぶまれる状況と認識しており、我々の『雇用の場の確保』や『労働条件の維持・向上』のためには、全員が一丸となって「よりお客さまに支持される売場やお店、会社にしていくこと」が不可欠です。そのためには、会社の財産である社員がやりがいを持ち、前向きに取り組める環境づくりが急務だと考えます。しかし、希望退職による要員減や事業の見直しなどに伴い、お客さまに対応する際のさまざまな課題や働く上での不安や業務増による負担などが出てくることも予測されます。

したがって、第13期は、『働く上での不安・不満の解消』と『現場で起きているお客さまの不満の解消』に向けた取り組みを重点的に行います。そのためには、現場で起きている事実を本音で話し合い、会社に提言していくことがこれまで以上に必要だと考えます。まずは、現場の声をしっかりと聴くための対話活動を徹底的に行い、出てきた課題について職場会議・経営協議会などの労使協議を通じ答えを出していきます。

また、会社の経営状況や自主を含めた会社施策に関する計画・結果、働く仲間の就労実態(時間管理・休日取得)など定期的に確認・討議するとともに、有給休暇の取得促進などワークライフバランス実現に向けた取り組み、一体感醸成や個人のスキルアップに向けた取り組みなど労働組合として行うべき基本活動は前期同様に継続して行います。

第13期重点取り組みについて

  1. 働くうえでの不安・不満解消に向け、「本音を言える・答えが聞ける」取り組みを強く進めていきます。

    「要員減により業務が増え、休みが取れない」「店舗や会社の営業状況が分からず不安」「自分たちがステップアップしていくための勉強の機会が無い」「急な指示が多く、計画的な仕事ができない」など現場で起きている課題や不安な気持ちを話すことができる環境づくりに取り組みます。ぜひ、おかしいと感じることや不安に思っていることについて自分で抱えず、対話の場面に参画いただき、本音で話し合いましょう。その場で答えを出せないことについては会社と討議・確認のうえ、進捗や結果をお伝えしていきます。

  2. お客さまの支持拡大に向け、「現場で起きているお客さまの不満」をひとつでも多く解決します

    「モチベーション用包装紙がなくお客さまをがっかりさせる」「応援で売場の体制が取れずお客さまをお待たせしてしまう」など現場でお客さまがご不満やご不便に感じていることを会社に提言し、解決に向けた討議を12期に引き続き行います。すぐに解決できない場合でも、いつまでにどのように解決するのかをしっかりと会社に追求していきます。まずは、現場で起きているお客さまの不満はどのようなものなのかを組合役員にお知らせください。お知らせいただける場面を前期以上に増やすとともに進捗をお伝えする仕組みづくりなどの体制の整備も行っていきます。

重点活動ポイント
I. 「本音が言える・答えが聞ける」環境整備
  • 本音を伝える相手である組合役員は誰なのかを明確にお知らせします
  • いつ、どのような場面で話せるのか話し合いの場面を早期に告知します
  • 進捗や結果についてはホームページ、広報誌、次の話し合いの場面などを通じフィードバックします
II. 「現場で起きているお客さまの不満」の解決
  • 販売メンバー(パートナー社員やダリアスタッフ含む)とお客さまの不満を話しあう機会を設定します
  • 同じ領域同士の販売マネジャーや係長など店舗を超えて話し合う場面づくりを行います
  • 会社(店舗)へお客さまのご不満・ご不便について提言し、翌月末までには結果および進捗を告知します
基本活動ポイント
I. 経営監視活動
  • 経営概況、会社施策(自主含む)について四半期ごとに確認し、正しい状況を広報誌等でお伝えします
  • 販売マネジャー・サポートマネジャーを含めた職務の役割整備とともに、店頭適正要員の是正に向けた取り組みを行います
  • 組合員の声をもとに職場でおきている事実を経営に伝え、改善に取り組みます
II. 能力開発
  • 気づきを深めるためのセミナーを全支部で開催します
  • お客さま満足を高めるラッピング教室や英会話教室など支部の課題に合わせた学ぶ場面を作ります
  • 商品知識を高めるために制作過程や職人のこだわりを学ぶ工場見学を実施します
  • 様々な流通の取り組みなどを学ぶ国内・海外流通視察セミナーを行います
III. やりがい・働きがい・働きやすい環境づくり
  • ワークライフバランスに向けて、不正スキャン、不正承認、長時間労働の撲滅に取り組みます
  • 販売マネジャー、サポートマネジャーの評価基準やキャリア形成の仕組み作りに取り組みます
  • お得意様セールスがより公正で納得感が高まる店舗係数、評価基準の見直しを行います
  • 法改正に伴う、有期契約社員の無期雇用化への取り組みを行います
  • 年次有給休暇取得促進に向け計画取得日数の拡大を協議します
  • 労働条件改定に向けて、現場の意見がより反映できるような取り組みを行います
  • 福利厚生施設の見直しに取り組みます
IV. 一体感醸成
  • 各支部にて総決起大会やスポーツ大会などのレクリエーション企画を実施します
  • グリーンラッピング植樹や森林整備など他支部との交流が図れる社会貢献活動を実施します
  • 皆が同じ方向を向けるよう本部の組合員化を13期中に行います
V. 広報
  • 組合活動をより理解いただけるよう各支部にて広報誌を発行します
  • 知りたい情報をタイムリーに取得できるよう、労働組合HPを充実します
VI. 働く仲間の安心サポート
  • 出向されている方の声を聴く場、出向者同士の情報交換の場を設定します
  • 事業の見直し等でこれまでの働き方を見直す社員へは個別に丁寧な対応を行います