組合概要

第14期中央執行委員長あいさつ ~第14期定期中央大会 2017年10月13日(金)開催~

第14期 組合活動に向けて
 成功の反対は、失敗ではなく、何もしないこと
 「不確実な未来」に皆でチャレンジしよう!!

日頃は、組合活動に対してご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
この度、第14期定期中央大会が組合員の皆さまのご理解とご協力のもと開催できますことを心より御礼申し上げます。

今、多くの組合員の皆さんは、会社は今後どうなるのか?私の店や職場は維持できるのか?自分の人生設計を考える中で不安感に覆われているのだと思っています。毎日頑張っているのになかなか結果に結びつかない。どうしたらよいのかを悩んでいるのだと思います。私も同じように考え悩んでいます。「会社のビジョンや方向性が見えない」という声も多くいただきます。当社で働く者として、未来がどうなるのか示してほしいというあたりまえの気持ちだと思います。確かに、ビジョンや施策を提示する経営の果たす役割は非常に大きいといえます。しかし、どんな施策でも実行するのは現場の一人ひとりの意欲と行動に委ねられる部分が大きいのではないかと思います。

第14期
中央執行委員長

川﨑 裕司

私たち流通・サービス産業は労働集約型産業とも言われております。多くの産業の中でも人が携わる業務の割合が高い産業であることを意味しており、働く人の日々の行動が会社業績に与える影響がとても大きい産業だということです。したがって、労働組合としては、会社の財産である社員一人ひとりが自分の力を最大限発揮し、やりがいを持ち、前向きに取り組める職場環境づくりを着実に進めていかなくてはいけないと考えています。

先日、『私たちの意欲の源は、未来に対する不確実性である』という記事を目にしました。経験が蓄積されると予測の精度は高まりますが、物事を流れで進めるようになる。そうすると、緊張感や不安を持つ必要はなくなり、明日は今日と同じとなり、今年は昨年と同じになる。新しいチャレンジをしようという意欲は低下していくとのこと。

私は、会社の発展を支えるひとつに、私たち社員一人ひとりの意欲と行動があると考えています。前述のように、「意欲は、未来が不確実であるからこそ生まれる」ものであるならば、これまでの知識や経験では予測できない「不確実な未来」にチャレンジしていくことこそが、内なる「意欲」を高めていくことにつながると言えます。多くの組合員が少なからず未来への不安を感じている今こそ、みんながそのような考え方を持ち、何か新たな行動を起こしていくことはとても大切なことだと思うのです。

また、以前もふれましたが、『同じことを繰り返しながら、違う結果を望むことは、狂気である』という言葉があります。今の考え方や行動、習慣を変えないかぎり結果を変えることや問題を解決することはできないということを意味します。

お客さまにもっと喜んでいただきたい!今よりも楽しく働きたい!良い職場、良い会社にしたい!など・・・私たちが望むことの実現に向けて、私たちは何をすべきなのか考えること、そして少しずつでも新たな行動としていくことが、私たちに求められていることではないかと考えます。

理屈が分かっても、考えや行動を一気に変えていくことは容易なことではありません。新たなチャレンジも言葉でいうほど簡単ではないと思います。一人では無力で、一人では難しいことも、誰かと力を合わせることで解決の糸口が見えてくるかもしれません。

私たち労働組合の強みは、未来に向けて共に歩んでいく仲間の集まりであるということです。職場の問題を仲間と話し合ってみる、自分が思うことを言葉にしてみる、組合の集まりに参加してみる、組合活動以外でもさまざまな機会があると思います。そのような行動も、新たなチャレンジであり、みんなで取り組むことで大きな成果につながるのではないでしょうか。

職場の仲間と現在や未来のことを話し合うことで、私たちの心の中に前に向かう何かが芽生える。一人ひとりが力を発揮し、仲間と共に行動することで、小さな芽を未来へ向けて大きく成長させていく。そのような活動を皆さんと共に進めていきたいと思っています。
「成功の反対は、失敗ではなく、何もしないこと」

第14期の活動にあたり

第14期活動スローガン

『みんなで話そう 行動しよう 一人ひとりが 仲間のために』

近年の当社の経営状況は、2年連続(2015年度・2016年度)の大幅減益という結果が示すとおり、非常に厳しい状況が継続しています。複数店舗の営業終了など、私たちの雇用に多大な影響を及ぼす施策に加え、2017年10月1日をもって、そごう神戸店・西武高槻店をエイチ・ツー・オーリテイリンググループへ事業継承するというこれまでにない判断がなされました。さらには、西武船橋店・西武小田原店の営業終了についての会社申し入れがあるなど、当社の存続に向けては、聖域なき改革に踏みこまざるを得ない状況にあります。

現下の厳しい経営状況を踏まえ、昨秋の経営体制変更以降、当社は収益の改善を早期に実現させるためのさまざまな取り組みに着手しました。17年上期は増益となるなど成果も出始めていますが、到達すべき目標には道半ばの状態です。また、労働条件面においては、経営トップとの協議を重ね、これまでよりも前進感のある内容を実現することができましたが、「当社や働く事業所が将来どうなってしまうのか」という不安が拭い去れない現状であると認識しています。

私たち労働組合が掲げ続けている「一人ひとりの幸せ感向上」に向けては、「雇用の場の確保」「労働条件の維持・向上」が不可欠であり、その実現には、恒常的に収益を生み出すことができる状態を保たなくてはなりません。労働組合としては、人財たる社員のやりがい・働きがいを高めることで生産性向上につなげていくことをめざしています。とりわけ、「職場の課題やお客様のご不満など、声をあげてもなかなか改善に結びつかない事案に対して、社員の納得感が高まる回答を導くこと」や、「当社をより良くするためのアイデアや意見を、気兼ねなく出し合い行動できる環境づくり」に取り組むことが、社員のパフォーマンスを向上させることにつながり、ひいては企業業績向上の基盤になると考えます。

したがって、第14期は、「一人ひとりが能力を最大限発揮し、前向きに働くことができる職場環境づくり」を重点活動と位置づけ、取り組みを進めてまいります。

今期の重点活動

~ 一人ひとりが能力を最大限発揮し、前向きに働くことができる職場環境づくり ~

  1. 働く仲間の声を聴き、職場の課題改善に向け、答えを出す活動に取り組みます

  2. 当社をより良くするためのアイデアや意見を、気兼ねなく出し合い行動できる環境づくりに取り組みます

今期の基本活動
■ 能力開発

現場力向上に向け、一人ひとりのスキルアップを実現するためのサポートを行います

  • 支部ごとの現場課題を踏まえ、一人ひとりが業務スキルを高めることができるプログラムを策定し全支部で開催(ラッピング教室・レジ研修・コグノス研修など)
  • 商品知識の向上、品ぞろえや接客への活用に向け、モノづくりの工程や作り手のこだわりを学ぶ工場視察を実施
  • 慣習や常識に捉われない新しい考え方や行動力の醸成に向け、流通視察セミナー・視察支援制度の充実
■ 経営監視活動

経営実態や会社施策を正しく理解・分析し、生産性向上に向け現場課題を経営に提言します

  • 経営概況、自主事業を中心とした会社施策について四半期ごとに検証及び組合員との共有
  • 各事業所の施策・組織体制・営業状況などの正しい理解・分析、現場の意見や認識を経営・店舗幹部に提言
■ 総合労働条件の維持・向上

当社で長く働くための仕組みや環境整備を通じて、組合員の生活の安定をめざします

  • 年収ベースでの賃金改善に向けた取り組み(月例賃金・賞与)
  • 将来を見据えた福祉政策の策定(人事制度・定年延長など)
  • ライセンス社員のやりがい、働きがいへの取り組み(評価制度・格付けなど)
  • 有期契約社員の無期雇用化に向けた取り組み
    (2018年度での社員Ⅱ無期雇用化および確定拠出年金制度導入・社員区分ごとの役割整理)
  • ダイバーシティへの取り組み推進(育児・介護・LGBT※1など 多様な人材が働きやすい環境整備)
  • ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組み
    (不正スキャン・不正承認・長時間労働の撲滅に向けた現場課題の改善・年次有給休暇取得促進)

※1 性的少数者を限定的に指す言葉。L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)

■ 組織運営・組織体制づくり

働く仲間同士のつながりが感じられる活動と将来を見据えた基盤づくりを行います

  • 組合活動の理解促進(組合活動を理解する機会の増幅・広報誌による情宣やガイドブック制作)
  • 働く仲間のつながりや一体感を実感できる取り組み(レクリエーション・出向者同士の情報交換会)
  • 社会貢献活動(植樹活動・清掃活動・エコキャップ/プルタブ回収活動など)
  • 将来に向けた組織基盤強化への取り組み(あるべき財政/組織体制/活動内容の検討)
  • 上部団体や関係労組との連携強化
    (グループ他労組、同業他労組との情報交換、流通産業の価値向上に向けたUAゼンセン活動への参画)